「ほほえみつくろ」_あなたの歯をきれいに保つ(つづき3)
歯科矯正治療中“絶対欠かせないもの”
お口の手入れ(口腔清掃)が不十分だと
起こる問題点(つづき)
2.歯肉炎は、
最初の段階における、
歯肉の病気です。
プラークは、
歯肉を刺激します。
歯肉*は、
赤みを帯び、
ふくれた、盛り上がった状態で、
歯ブラシやフロスを使うときに
血が出ることがあります。
* 歯のまわりの歯肉は、
ふくらんだ焼き餅のように腫れて、
ヘリの赤みが強く見られることもあります。
3.歯肉炎が進行すると、
歯肉**は分泌液で満たされて、
出血しやすくなります。
歯肉組織の色合いは、
細菌感染が続いた状態では、
健康的なピンク色を失います。
** 歯肉は、
ますますふくらみ、
歯に向かって津波の様に押し寄せ、
盛り上がって、根本方向から、
歯を覆い隠してきます。
4.時間がたつと、
徐々に形成されたプラークは、
堅くなり、
歯石と呼ばれる物質になります。
歯石がたまると、
あなたの歯肉と歯の間には、
隔たり、あるいはポケットが生じます。
そうなると、
なお一層歯石がポケットに集まります。
この状態を、
歯周炎
と呼んでいます。
治療しないでおくと、
歯周炎♯は骨を破壊します。
あなたの歯を支えている骨を。
歯を失う原因の多くは、
歯肉の病気の方が、
ムシバの穴よりも多いのです。
♯ 歯が倒れたり、
傾いたり、飛び出して来たり、
重なりが強くなったりしてきます。
初期の歯肉の病気は、
専門的な手助けと、
申し分のない家でのケアで、
反転可能です。
でも、注意を払おうとしなければ、
ますます悪くなってしまいます。
歯肉の病気は、
一般に痛みがありません。
ですから、
あなたは注意して、
出血や、
歯肉の盛り上がり、ふくれ
のきざしを、見つけることが必要です。
念入りに、衛生についての
担当歯科矯正医の指示を守り、
これらの問題点を避けましょう。
(つづく)